視力開腹手術の適用
屈折矯正手術は眼鏡やCLの代わりに行われるものでメガネやコンタクトなどの使用がうまくいかなくて悩んでいる人のための手術であることが前提になります。メガネやコンタクトで視力矯正できない人については、手術をしても良好な視力を上げるのは困難な場合が多いです。
適応については日本眼科学会が2004年4月にガイドラインで基準を発表しています。20歳以上で屈折度数が安定している近眼(近視)、乱視、遠視が適応になります。近眼(近視)の矯正度数は基本的に-6Dまでが適応範囲とされていますが、-10Dまでは矯正精度が悪くなることなどの危険性についての同意を患者さんから得られれば、手術をしてもよいことが決められています。
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遠視については、精度の問題のため十6Dまでが適応とされています。年齢、度数が適応範囲に入っていても、手術後の傷がうまく治らない可能性のある人、視力低下の原因が屈折異常以外である人、手術後に何らかの合併症を起こす可能性のある人については手術ができない場合があります。
手術を絶対してはいけない症例は別ページ(現在準備中)で説明します。これらの条件をクリアしたうえで、角膜の厚みが十分にあれば手術適応と判断されます。45歳以降の人が「手元が見づらくなつてきた」「夕方になると眼精疲労や頭痛、肩こりがきつい」などで眼科へ行って特に病変が見当たらない場合は、カルテの病名欄に「老視」と明記されるようだ。「俗にいう『老眼』ですね!」と告げられる。これは外来でよく目にするやりとりです。アンチエイジング(抗加齢)が謳われる時代にあって、「老眼」という言葉ほど「老い」という現実を直接与える言葉もないですね。

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